【登録商標】2012.11.13(火)
たちあがれ日本は「太陽の党」に名称変更。
あれっ、タイヨウノトウって、岡本太郎の登録商標じゃなかった?
石原新党は「太陽の党」 母体のたちあがれ、改称届け出
2012年11月14日朝日新聞デジタル
石原慎太郎前東京都知事は13日、東京都内で記者会見し、新党「太陽の党」の結成を発表した。たちあがれ日本(衆参5人)を母体とし、石原氏はたちあがれ代表の平沼赳夫氏とともに新党の共同代表に就任。綱領で自主憲法制定や防衛力倍増を掲げ、次期衆院選に向けて日本維新の会など第三極の結集を目指す。
石原氏は会見で「このままじゃこの国は沈むぞ、という民意は一番強い」と述べ、平沼氏も「日本の伝統や文化を守っていきたい」と語った。そのうえで「太陽の党は一過程にしか過ぎない。選挙前に大同団結する。そこに吸収されて消えたってかまわない」と説明し、維新との合流を念頭に第三極が連携する必要性を強調した。
党綱領には、我が国の独立と平和、国民の生命と財産を守るため、自主憲法の制定▽国際社会で主導的役割を果たせるよう防衛力を倍増▽大規模な財政出動で被災地復興▽社会保障制度を改革し、「中負担・中福祉」を実現▽2020年代に新たな赤字国債発行ゼロを目指すなどを掲げた。
新党結成に合わせ、たちあがれ日本の名称を太陽の党に変更することを総務相に届け出た。
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太陽の党の石原慎太郎共同代表の記者会見での発言の要旨は次の通り。
私はかねがね国政に大きな不満を抱いていた。うんざりしていた自民党を抜け、その後都知事になったが、この国はどんどん悪くなっていった。心の通う同志と一緒に新しいことを働きかけないといけない、と決心した。
とにかくなんとかしてくれ、このままではこの国は沈むぞという民意が今一番強い。太陽の党はほんの一過程に過ぎない。私は暴走老人だから年齢的に限界がある。次のランナーにバトンタッチするためのワンステップだ。必ず衆院選の前に大同団結する。太陽の党が(他党に)吸収されて消えてもかまわない。
次の衆院選は新たな関ケ原の戦いだ。このまま選挙をやったら自公両党が過半数をとりかねない。だから、雨後のタケノコのように見えるかもしれないが、小さな政党でも志が同じなら、大きなアイデンティティーをふまえて団結すべきだ。明治維新では幕府を倒して近代国家をつくろうと(諸藩が)団結した。民主、自民、公明を含む既存の大政党という「旧軍」に対抗し、「新軍」として新旧の戦いに挑む。でなければこの日本は変わらない。
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太陽の党の綱領要旨は次の通り。
・日本の長い歴史、誇りある伝統・文化を尊び、我が国の独立と平和、国民の生命と財産を守るため、自主憲法制定
・機能する二院制を担保する選挙制度の抜本的改革
・資源争奪戦の激化や地域紛争の多発化などを見据え、我が国の発言力と防衛力を倍増
・大規模な財政出動で被災地を復興し、デフレ克服と成長力強化
・農林水産業による活力ある地域振興
・社会保障制度を改革し、「中福祉・中負担」の実現
・地方の自立と活性化を推進
・経済政策と税の一体改革を推進し、2020年代に新たな赤字国債発行ゼロを目指す
・国や地域、家族とのつながりの中で健全な社会の一員である国民の育成を目的とした教育を振興
・日本の文化的影響力を倍増