【常緑音楽館便り】#878 〜どうでもいいじゃん〜
モダン・ジャズ屈指の最高傑作とされ、またモード・ジャズ(スケール(音列)を指標とした手法)を代表する作品の一つとされるマイルス・デイビス(Miles Davis, 1921-1991)のLPアルバム「Kind of Blue」(1959, 3年ほど前にこのコーナー既出)A面トップの曲。
私がこのビニールLPを買ったのは1970年頃でした。
演奏メンバーは、Miles Davis(Tp)、John Coltrane(T.Sax)、Cannonball Adderley(A.Sax)、Bill Evans(Pf)、Paul Chambers(WB)、Jimmy Cobb(Dr)の錚々たる6人(➡Miles Davis Sextet)。
「So What」とは、それが何か?、だから何?、それが何だと言うんだい?、どうでもいいじゃん・・・程度の意味でしょう。
ミステリアス、執拗で不思議なハーモニーは、60年近く経っても今なお燦然と輝き続けています。CMでも使われています。
Evergreen Music通算878曲目は、新春第一弾として、ときたまの古典ジャズを。
♬ So What / Miles Davis Sextet