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【悪魔の証明】  2014.5.11(日)

 鼻血が出たという話はよく聞きました。

 それが放射能の影響なのか、恐怖感、ストレスなどによるものかは分かりません。  しかし、県が「この問題に限って」反論広告(ホームページ)をするのは拙速であり、愚行だと考えます。  あれだけの惨事であり、完璧に対応することは不可能だったのですから、批判は甘んじて受けるしかありません。  県、行政を批判する論調は他にも数多くあります。  この問題に限って反論するのではなく、全ての批判論調に亘って行うべきです。  また、本件では、「正しい理解を求める」とありますが、何が正しいと言えるのか根拠が分かりません。  最低でも事実を全て調査した上で反論するなら理解できないでもありませんが、しかし、物言えぬ風潮の中で発言をためらっている人もいるでしょうし、そんな事実はないと証明することはできないでしょう。  ないことをないと証明するのは、まさに「悪魔の証明」であり、不可能なことだからです。  風評被害とやらを心配するのは分からないではありませんが、実害を考えるべきです。  報道が正確ならば、今回の県の対応は実に不可解と言わざるを得ません。  小林さんが仰るように「やめときゃいいのに!」と、そう思います。 

小林茂さんより 26.5.11

 きょう5月11日の福島民友新聞第2社会面。「美味しんぼ」問題(?)に関して、双葉町の抗議文送付に続き、福島県が12日に反論を県のホームページに掲載する――と2段見出しで報じている。  見出しは〈「美味しんぼ」鼻血描写 県がHPに反論掲載へ〉。本文は〈12日に発売される(ビッグコミックスピリッツ)次号と、先月28日発売号の内容を踏まえた見解を示す予定〉〈県によると,同作品が及ぼす社会への影響を踏まえ、抗議の意思を示すとともに、県としての見解を示し、正しい理解を求める〉〈県民からも「県として抗議すべき」という意見が寄せられているという〉。概ね、このようなことが書かれている。  ここからは私見。やめときゃいいのに!これが率直な感想である。  鼻血が出た、倦怠感が取れないーーとの描写に関する、あった、なかったの両論について、では本当にこの3年間、そうした症状があったのかなかったのか、県はきちんと事実調べをし、必要なら作品で取り上げられた井戸川さんに事情聴取を求めたうえで、事実に基づいて正誤・是非を問うていくべきなのだ。  自ら得心行くまで調べたうえではなく、いわゆる“世論”や声の大きな意見、流れに乗っかるかたちでの判断に踏み出すのであれば、情緒的、浅慮のそしりを免れない。  さらに付言すれば、県は、2011年3月11日以降、震災・原発を含めた災害対応と県民住民の命と生活を守る使命に関して、ことごとく後手にまわり、事態を矮小過小評価し、さらには今現実に起きている病弊に対しても、原発事故由来を否定することに腐心するあまり、被災者・子ども・県民を守る防波堤の役割りをはたしてこなかった。県民に寄り添おうとしない県庁県政が今のこの混迷、先行き不安を生み出している事実から目を背けてはならない。  不都合な指摘をされたと、バッシングし、攻撃、批判の相手を外に求めることによって、またも、自らの果たすべき責務を棚上げにし、悲劇の主人公を演じようとする三文芝居はそろそろやめなくてはならない。

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        ♬ The House of the      Rising Sun

        朝日のあたる家

       Tommy Emmanuel 

       トミー・エマニュエル

 

    2012.11.20

 

 アメリカのTraditional Folk Songに、娼婦に身を落とした女性が半生を懺悔する歌とされる「The House of the Rising Sun(朝日のあ(当)たる家)」という素晴らしい曲があります。

 日本ではアニマルズやディランのものが有名ですが、多くのアーティストがカバーしています。

今日は、少し時間に余裕があったので、この曲をあらためて手持ちアーティスト群による演奏で楽しみました(浅川及びちあきは「朝日楼」)。

 ただし、イギリスのJohnny Handleという歌手の音源がないのが残念です。

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 トミー・エマニュエル(1955-)は、オーストラリアのギタリスト。フィンガーピッキングの達人

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