【ふるさとの記憶を残したい】 2014.6.30(木)
「3.11 ある被災地の記録」刊行記念講演会@福島市アクティブシニアセンターAOZなぅ。 福島第一原発事故で全町民が避難を余儀無くされた浪江町。 その中でも特に放射線量の高い津島地区(帰還困難地域)に生まれ育った地区行政区長・今野秀則氏の、ふるさとを奪われた怒りとふるさとを思う心境の吐露。 胸を突かれる。 津島地区は事故後1万人前後の町民が数日避難したところ。 ところが、ここを流れてきた放射性物質が襲ってきた。 が、SPEEDIの測定情報は途中で消され、避難者に届くことはなかった。ここで多くの町民が被ばくした。 何でこんなことになったのか、国・東電だけでなく、SPEEDI情報を消去してしまった県も含め、徹底的な検証が必要だ。 それがまだ、なされていない。 地域の人々の大事なふるさとをどう取り戻すのか。 「金目」で可能になるものでは決して、ない。