【 矜恃 】 2014.9.10(水)
福島県知事選挙で、自民党本部が内堀雅雄副知事に相乗り方針だということです。 自民党県連が鉢村さん推薦の堅持に固執すれば、88年のように自民分裂選挙の可能性が高まり、現職から事実上後継指名され、地方町村会及び県町村会からの要請を受け、さらに民主などが推薦の方向で進めている内堀さんが勝利する確率は高いと思います。
ただし、忠告しておきます。 すなわち、出馬するなら、最低限、次の行動を取っていただきたいということを。
① 福島県は被曝県であり、県は「脱原発宣言」をし、県議会は「全原発廃炉」を決議していることを考えれば、たとえ政党推薦を受けないといっても、原発推進、再稼働推進の自民党本部が、党利党略で事実上の支援活動を陰に陽に展開することは、県、県民の意思とは相容れないものであり、断固これを拒否する旨、強く内外に宣言すべきです。相乗りなんて、もってのほかです。
② 県がこの3年半の間、SPEEDI問題をはじめ多くの失敗、過ちを犯したことも明らかです。混乱の中で、中にはやむを得ないこともあったでしょうが、あなたにも一半の責任があったことを認識すべきですし、県の一連の行動経緯について改めて検証することが必要です。
あなたの人となりについては親近感を持っていますが、その辺をはっきりさせ、県のトップに立つ者としての矜恃を示さない限り、私はあなたの今回の出馬には反対です。
以上は、もちろん、私個人の考えですが、明日にも出馬表明しようとしている今だからこそ、少しでも耳を傾けていただければ幸いに思い、あえて発言いたします。