【逆ベクトル】2014.10.24(金)
大熊、双葉の地権者に対する中間貯蔵施設の説明会に集まった人は全体の半分未満だという。
で、国に「もっと説明して」と、困ってしまった両町長。 おかしいんだよなあ。 地権者に説明しOKを得た後に、地元町、県(町長、知事にそんな権限はないが)が判断するというのが順序だろう(だったろう)が。 予定地で未だ行方不明の娘さんを探している親御さんもいるんだよ。 それが、ベクトルが完全に逆方向だから、全ての地権者が納得するはずがない。 買い取り額も事故前の半額だし、買収作業が容易に進まないのは当たり前といえば当たり前。 まず無理なんじゃないか。 それにしても、最初に受け入れを決め逃げした人は罪深いな。 と、つぶやく人がいるのを見た。
福島の中間貯蔵施設、地権者と個別交渉へ 環境副大臣
2014/10/23
東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う除染廃棄物の中間貯蔵施設について、環境省の小里泰弘副大臣は23日、地権者と個別交渉に入る考えを示した。同省は12日までに福島県内外で計12回、地権者向け説明会を開いた。今後は地権者を個別訪問し、土地買収などの交渉に入る。
小里副大臣は郡山市で大熊町の渡辺利綱町長、双葉町の伊沢史朗町長と会談した。12回の説明会には延べ901人の地権者が参加。両町長は「地権者の半数にも満たない」として、説明会に出席していない地権者に対する早急な説明などを求めた。
副大臣は会談後の記者会見で「今後は大きな会場での説明会ではなく個別に説明をしていく」と述べた。その上で「個々の地権者の質問に答える中で実質的に手続きが進むと思う。不動産調査や賠償額、契約の相談には国として対応したい」と述べた。
これに対し、伊沢町長は「個人の権利に関わること。地権者それぞれの判断の仕方があっていい」と述べた。渡辺町長は「個人との交渉はまだそういう状況ではないという認識だ」と語った。