【女性活躍させ大臣。。。】2014.10.28(火)
望月環境相「妻が支出付け替え」 自身の違反否定
2014年10月28日 東京新聞
望月義夫環境相(衆院静岡4区)の後援会が、会合費など計約六百六十万円の支出を賀詞交歓会の支出と偽って政治資金収支報告書に記載した問題で、望月氏は二十八日の閣議後の記者会見で「妻が(支出を)付け替えたと推測する。私自身に法令違反はない」と強調し、収支報告書を訂正する意向を示した。
虚偽の記載を禁じる政治資金規正法に抵触する可能性があるが、望月氏は規正法や公選法には違反しないとの認識を示した。
菅義偉官房長官は二十八日の記者会見で、望月氏の辞任を否定した。
望月氏の説明では、実際と異なる記載があったのは二〇〇八年と〇九年の年頭に開催した賀詞交歓会。地元有志による実行委員会が開き、「望月義夫後援会」の事業ではなかったが、後援会の収支報告書に約三百五万円と約三百五十九万円の支出を記載した。
これは本来、別の費目で支出した会費や会合費だったといい「当時はこの種の支出が社会的に批判されており、そのままの計上を経理担当の妻がはばかった」とした。会計責任者は二十八日までに辞任を申し出たという。
本来の支出については「領収書が破棄されている」と具体的な使い道が分からないとし、望月氏はこれ以上の調査は「考えていない」と述べた。
また、後援会が一〇年と一一年の収支報告書にゴルフ大会懇親会の会場費として計七十八万円の支出を計上しながら、収入を記載していないことも判明。望月氏は、大会は後援会ではなく実行委形式で催す一方、後援会の総会も兼ねていたとして「問題はない」と釈明した。
望月氏は一九九六年の衆院選で初当選し、現在六期目。環境政務官や国土交通副大臣を務め、第二次安倍改造内閣で環境相、原子力防災担当相に任命された。