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【雄平県政のこの8年とは何だったのか】2014.11.9(日)

 佐藤雄平福島県知事はあと2日(26.11.11任期末)でその座を去る。

 借り物の言葉「権不十年」を持ち出して勇退するその心中や如何に。  彼の執ったこの8年の県政とは一体何だったのか、どう思い、一都民に戻った後、自らの行動をどう検証し総括するのか。

 功罪で考えればもちろんさまざまな功もあったろうし、8年の間に得られた成果もあるだろう。反面、混乱の中でできなかったこともあるだろうことは十分推察できる。

 しかし、現下の福島県、県民の置かれた厳しい現状を考えれば、雄平県政の8年は福島県民にとって明らかに「失われた8年」であった。

 なによりも原発事故でもたらされた惨憺たる事態がそれを物語っている。

 その原因として、

 ①エネルギー政策検討会で十分な議論をすることもなく、また県民からの意見やパブコメを聴取することなく、議会筋や立地町の声に押されてプルサーマル計画を受け入れ、MOX燃料装填による再稼働を承認し、あげく原発事故によりプルトニウムの放出さえも許したこと

②放射能による健康被害を否定するよう東電に要請したこと

③SPEEDI情報消去の責任を取らず(陳謝のみ)、また多くの町民を被曝させたこと

④その責にある安定ヨウ素剤の投与指示権を発動しなかったこと

⑤一度は県産米安全宣言をしておきながら不完全な検査でこれを撤回する事態を招いたこと

⑥国会事故調の調査において、事態に対する知識と認識を欠き無様な証言を行ったこと

⑦住民の帰還優先策に拘泥し、脱被曝政策に消極的であったこと

⑧中間貯蔵施設問題についても、権限なきまま、また地権者の意見を聞かないまま独断で受け入れを決めたこと

⑧常にリーダーシップと情報発信力を欠き、国・東電に対して「物申す」姿勢を取らなかった(取れなかった)こと、

等々、枚挙にいとまがない。

 有能なはずの内堀新知事には、ぜひ雄平県政の検証を行い、その過ちを正し、その轍を踏むことなく、自分なりの視点で県政を立て直していただきたい。

 写真は、事故が起こるわずか7か月前、プルサーマル計画受け入れを決めた関係部長会議の記事(H22.8.7)と、当選を決め初登庁した8年前の雄平知事(H18.11.15)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・  「離任式」において、彼にこのように花束を渡し華やかな歓声で送り出すことも、多額の退職金を支払う勇気も、私は持つことができない。

26.11.8 佐藤雄平知事初登庁.jpg

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        ♬ The House of the      Rising Sun

        朝日のあたる家

       Tommy Emmanuel 

       トミー・エマニュエル

 

    2012.11.20

 

 アメリカのTraditional Folk Songに、娼婦に身を落とした女性が半生を懺悔する歌とされる「The House of the Rising Sun(朝日のあ(当)たる家)」という素晴らしい曲があります。

 日本ではアニマルズやディランのものが有名ですが、多くのアーティストがカバーしています。

今日は、少し時間に余裕があったので、この曲をあらためて手持ちアーティスト群による演奏で楽しみました(浅川及びちあきは「朝日楼」)。

 ただし、イギリスのJohnny Handleという歌手の音源がないのが残念です。

・・・・・・・・・・・・・・

 トミー・エマニュエル(1955-)は、オーストラリアのギタリスト。フィンガーピッキングの達人

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