【議会人はいったい何を考えているのか?】2015.3.20(金)
今日最終日を迎えた福島県議会は、議員提出議案第350号「全国の原発を再稼働しないよう求める意見書」を否決しました。 おそらく共産党県議団提出の議案であるが故の否決かと推測します(福島・みどりの風と共同提出)。
しかし、同じ県議会は、大飯原発の再稼働が問題となっていた2012年7月の議会で、「ふくしま未来ネットワーク」と「共産党県議団」が共同で提出した「関西電力大飯原子力発電所3号機及び4号機の再稼働決定の撤回を求める意見書」については、表題を「原子力発電所の再稼働について住民の安全・安心の確保を最優先に対応することを求める意見書 」と変更するなどの一部修正を加えた上で、「全会一致」で採択したと記憶しています。
ならばなぜ今回、必要であれば12年と同様の修正手続を行ったり、あるいは各会派独自の議案を提出するなりして、被曝県議会としての何らかの意思を示さなかったのでしょうか? 一体「12年意見書」当時の事情と現在と何が違うのか、良く分かりません。 福島県民が味わった壮絶な原発事故の教訓を、議員諸氏は何も学ばなかったのでしょうか、甚だ理解に苦しみます。ぜひ県民に説明していただきたい。
なお、12年意見書は画像のとおり。 指摘はどれも正鵠を射ており、これを原発事故に苦しむ福島県民の総意として読んでみると、当時の議員諸氏の意思は鬼気迫り胸を打つものがあったと考えます。 〜毒舌悪態亭亭主より