【矛と盾】2015.4.23(木)
「ビッグデータ活用で個人情報を提供」法案審議入りの一方で「政府情報は特定秘密保護法で庇護」。。。
世界初と誇らしげに語るこの国の矛盾。。。
ビッグデータ活用で個人情報の法案審議
4月23日 NHK NEWS WEB
「ビッグデータ」と呼ばれる膨大な電子情報を有効に活用するため、個人情報を個人が特定できないように加工すれば、本人の同意がなくても第三者に提供できるなどとした、個人情報保護法などの改正案が、衆議院本会議で審議入りしました。
個人情報保護法などの改正案では、「ビッグデータ」を有効に活用してビジネスチャンスの拡大を図る環境を整備するため、名前や住所、生年月日に加え、顔を認識するデータなどを個人情報として位置づける一方、事業者がこうした個人情報を個人を特定されないように加工すれば、本人の同意がなくても第三者に提供できるとしています。 また、プライバシーの保護を強化するため、データが適切に管理されているか検証する第三者機関を設け、事業者への指導や立ち入り検査を行う権限を与えるほか、事業者らが不正な目的で情報を漏えいした場合の罰則を設けるなどとしています。 改正案は、23日の衆議院本会議で趣旨説明と質疑が行われました。この中で、IT政策を担当する山口沖縄・北方担当大臣は、「個人が特定されないよう個人情報を加工する『匿名加工情報』という新たな類型を設け、一定の条件の下に自由に利活用できる環境を整備する。欧米先進諸国にはない世界初のもので、わが国をビッグデータの利活用先進国へと導く第一歩となる」と述べ、改正案の意義を訴えました。