【常緑音楽館便り】#588〜ヒーローになどなりたくない 2015.6.20(土)
月曜日の22日には、安保法制のための国会大幅延長について大きな動きが出るだろう。 これだけ違憲論が噴出し、爺さん婆さん達、女性達が怒り、若者達が怒り始めていても、おそらくこの反知性政権はいかなる事態になっても強行突破、強行可決に走るだろう。中選挙区時代には考えられなかった党内異論なき(除村上氏)翼賛与党は、論理もへったくれもなく実に狂信的ですらある。 私は反対だ。右翼でも左翼でもないが、この持論は棄てない。イデオロギーではない。核心は「正義の戦争などない。殺し殺される社会はダメだ」と言うことに尽きる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Evergreen Music 通算588曲目は英国のバンドJohnny Hates Jazzが1987年にリリースした反戦歌「I Don't Want to Be a Hero」。 歌詞を付してみた。 政権支持者、無関心者・選挙棄権者、御用メディアには、よくよく考えてもらいたい。若者よ、こんな歌を歌いたくなるか? ♬ I Don't Want to Be a Hero / Johnny Hates Jazz https://www.youtube.com/watch?v=j3BLHd3fT_c
(歌詞和訳)
俺に銃なんかもたせて、戦場に送らないでくれ 引き金など引きたくもない 国旗のもとに俺たちに課せられたのは 殺戮という使命 さあ怖がらずに 究極の自己犠牲とやらに突き進む パレードに参加しようじゃないか 古きよき時代の、希望と栄光にみちた物語ってやつさ 人殺しへの切符を持ってね
(※ くりかえし) 俺はヒーローになどなりたくないんだ お前らのために死にたくはない 俺はヒーローになどなりたくないんだ 俺を遠い戦場に送らないでくれ 存在すら知らなかったようなところに 俺が本当に身をさらされるのは、恐怖と痛みの世界 俺の気がふれるまでね もし俺が任務を遂行しなかったら、牢屋にでも入れる気かい 「人殺しを引き受けなかった」という罪で 自分の手が血で汚れないかぎり、お前たちには決して分かるまい もう問題は水に流して、許しあう時なんだってことが
(※ くりかえし) そして戦場から戻った兵士たちは、国に戻って気づくのさ 彼らが愛する者たちに、自分が憎まれてしまったことを 何千もの人が死なないことには、お前たちは満足しないんだろう お前たちの怒りが血に染めるんだ